弓削に能がやってきた。
2011年10月2日
10月。秋祭りの準備始まる。今日はだんじりの担ぎ棒のカンナがけ楽しかった。
さて、能ワークショップは先週末に無事執り行なわれた。参加者は幼児からご老人まで幅広く。観世流シテ方吉田先生の分かりやすい授業によって、みな能の世界に引き込まれたようだ。なにしろ僕も能には興味ありつつも、これまで触れる機会がなかったから、主催者のくせに写真を撮る暇もなく講義内容に熱中してしまった。
まず能の歴史や専門用語、狂言との違いなどを解説したあと、舞の実演。3つの演目をダイジェストでそれぞれ5分〜10分ほど舞っていただいた。これがね、ものすごい迫力。笑顔でレクチャーしていた先生が、舞になると突然なにかが憑依したかのごとく表情が変わる。能ってすごく静的な印象があったけれど、なかなかどうしてかなりアクティブな、やはりダンスと同じような身体表現なのだなあと思った。五体のバランスの上に成り立つような。すごかった、の一言。
島の子どもたちに優れた日本文化を伝えるのと同時に、こういった体験が島の固有文化を見直すきっかけになれば、というのがこの取り組みのメイン・コンセプト。先生も能を通して日本文化の意義の問いかけをライフワークとしており、これからもご協力賜りたいと思う。ご参加の方々も概ね楽しんでいただけたよう。今回の反省点を踏まえ、次回以降よりよいワークショップを展開し、ゆくゆくは薪能開催を目指したい。
2件のコメント
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はじめまして、小堀と申します。
弓削島にヨットで訪問してから足掛け3年が経過しました、その縁で船は
因島のマリーナに預けてあります。
先日は上弓削の加藤宅においでいただいたとか、私も来週にはまたそちらに
入ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
小堀 格
ただいま神奈川県と京都を行ったりきたりしていますが明後日はここ神奈川
を出て京都に入り雑用終了しだい因島経由弓削島に入る予定です。
小堀さん、こんにちは。はい、先日加藤さんのお宅にお邪魔しました。こちらにこられた際には声をおかけくださいませ。